名探偵コナン★第399話 奇妙な一家の依頼(後編):2005年5月23日
あらすじ
前編で十文字道信が密室での転落死を遂げた屋敷にて、コナンは「夜叉面」の破片を手がかりにトリックの解明に乗り出します。足跡に残された泥の模様や破片の散らばり方から、道信は自ら仕掛けた“呪いの予知”に巻き込まれたと推理します。後編では、真犯人が夜叉面の模造品を使い「呪い」を偽装していることが明らかになります。コナンは隠し通路に仕掛けられた回転床とワイヤー機構を解説し、執事の志村玄が保険金を狙って計画を実行した証拠を突き止めます。最終的には蘭の一声で志村が自白し、夜叉面は無事に一族に返還されることになります。
みどころ
密室トリックの核心には、床板の回転機構と壁の偽装パネルが隠されています。コナンが図面と泥の模様から回転床の存在を見抜く瞬間は圧巻です。また、夜叉面の「予知」演出を支える照明タイマーやワイヤー操作の仕掛けを理論的に解説するシーンは、本格ミステリーの魅力を存分に引き出しています。蘭が暗闇の中でスイッチを見つけて扉を開けるアクションも必見です。古典的な呪いの伝説とハイテクなトリックの対比が鮮やかに描かれています。
ゲストの声優(生年月日)
志村玄(執事)役:大塚明夫(1959年11月24日生まれ)
十文字美沙(娘)役:坂本真綾(1980年3月31日生まれ)
偽令嬢・久保奈央役:沢城みゆき(1985年6月2日生まれ)
まとめ
「奇妙な一家の依頼(後編)」は、伝統的な“屋敷密室”トリックを現代的な技術で再構築した素晴らしい作品です。夜叉面の呪い演出を偽装するワイヤーと回転床トリック、コナンの緻密な泥の分析、そして蘭の果敢な行動が一体となり、シリーズの中でも特にエンターテインメント性の高いエピソードとなっています。衝撃の黒幕と解決までの鮮やかな推理劇は、ぜひ見逃さないでください。
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