名探偵コナン★第75話： 金融会社社長殺人事件（1997年9月8日）

あらすじ

金融会社の社長である肥田満弘が、本社の応接室で一人で残高を確認している最中に、毒が仕込まれた札を数えている時に突然倒れ、命を落としてしまいます。検査の結果、被害者の親指と札からのみ毒の反応が確認され、親指をなめる癖を持つ人物による犯行であることがわかります。この密閉された部屋の中で、誰がどのようにして親指だけに毒を塗ったのか、コナンがそのトリックを解き明かします。

みどころ

被害者の“親指をなめる癖”を巧みに利用した毒塗りのトリックは、シリーズの中でも特に優れたものです。一本の札に付着した毒がどのようにして親指に移されたのか、密閉された応接室という閉ざされた空間での犯行の手法に着目してほしいです。コナンが小五郎の“眠りの小五郎”を利用し、緻密な推理によって突破口を見出す瞬間は、見逃せないポイントです。

ゲストの声優

– 肥田満弘（ひだ みつひろ）／声優：亀井三郎（かめい さぶろう、1938年4月3日生まれ）
– 飯野宏（いいの ひろし）／声優：石井康嗣（いしい こうじ、1960年7月1日生まれ）
– 南澤尚善（みなみざわ なおよし）／声優：牛山茂（うしやま しげる、1952年1月25日生まれ）
– 岡野（おかの）／声優：平尾仁彰（ひらお じんしょう、1957年4月17日生まれ）

まとめ

第75話「金融会社社長殺人事件」は、シリーズでお馴染みの“クセと小道具”を用いたトリックを密室殺人に巧みに適用した作品です。親指をなめる習慣を毒塗りに利用するという発想と、それを論理的に解明していくコナンの推理が見どころです。緊迫感のある現場の演出と“眠りの小五郎”の声のトリックも効果を発揮しており、推理ファンにとって必見のエピソードです。